ここでは、頭痛薬の種類について紹介します。市販されている頭痛薬は基本的に鎮痛薬であり、軽度の頭痛を緩和させる効果が期待されます。ドラッグストアや薬局の場合、「第一類医薬品」に該当する頭痛薬は、薬剤師の勤務時間のみ、購入が可能となっているのでご注意ください。
ロキソプロフェンナトリウム製剤(第一類医薬品)
病院で処方される鎮痛剤に使用される「ロキソプロフェン」(ロキソニン)と同じ成分が配合されている頭痛薬(鎮痛薬)です。「ロキソニンS」や「ロキソニンSプレミアム」、「バファリンEX」や「ロキソプロフェン錠・クニヒロ」などがあります。
非ピリン系鎮痛剤(第一類医薬品)
こちらも病院にて処方される「アセトアミノフェン」や、「非ステロイド系抗炎症薬」に分類される「アスピリン」や「イブプロフェン」が含まれる頭痛薬です。「バファリンプレミアム」や「イブクイック頭痛薬DX」、「ノーシンアイ頭痛薬」や「ルミフェン」、「リングルアイビーα200」や「ウイルクエスト」や「タイレノールA」などがあります。
ピリン系鎮痛剤(指定第2類医薬品)
鎮痛作用を持つ「イソプロピルアンチピリン」が含まれる頭痛薬です。ピリンアレルギーの原因となることもあるため、人によっては細心の注意を払って服用することが求められます。アセトアミノフェンやエテンザミドやカフェインと配合されていることが多いようです。「セデス・ハイ」や「サリドンWi」や「セミドン顆粒」などがあります。
漢方(第2類医薬品)
漢方の中には、「釣藤散(ちょうとうさん)」や「葛根湯(かっこんとう)」、「呉茱萸湯(ごしゅゆとう)」や「五苓散(ごれいさん)などの、頭痛を和らげる作用を持つものもあります。体質や症状によっては、期待される効果が発揮されないケースもあります。そのため、服用する前に慎重に検討する必要があります。「呉茱萸湯エキス顆粒」や「漢方ズッキノン」などがあります。
トリプタン系
トリプタン系は、病院にて片頭痛(偏頭痛)の急性期治療を目的として処方される薬剤です。頭痛による炎症を鎮める作用と、痛みの原因物質である「神経ペプチド」の流出を抑える働きがあります。
トリプタン系の治療薬には、「スマトリプタン(イミグラン)」や「ゾルミトリプタン(ゾーミック)」、「エレトリプタン(レルパックス)」や「リザトリプタン(マクサルト)」や「ナラトリプタン(アマージ)」があります。
市販の頭痛薬売れ筋ランキング
ここからは、市販の頭痛薬の売れ筋ランキングを紹介します。
(2018年4月18日「価格.com」参照)
http://kakaku.com/medicine/pain-killer/ranking_7535/
- ①ロキソプロフェン錠「クニヒロ」12錠(第一類医薬品)
- ②ロキソニンS 12錠(第一類医薬品)
- ③イブA錠 60錠(指定第2類医薬品)
- ④ロキソニンSプレミアム 24錠(第一類医薬品)
- ⑤バファリンプレミアム 40錠(指定第2類医薬品)
- ⑥イブクイック頭痛薬 40錠(指定第2類医薬品)
- ⑦イブクイック頭痛薬DX 40錠(指定第2類医薬品)
- ⑧バファリンA 40錠(指定第2類医薬品)
- ⑨ナロンエースT 84錠(指定第2類医薬品)
- ⑩アダムA錠 120錠(指定第2類医薬品)